コバヤシアセットマネージメント > K-amジャーナル > 米国FP大会参加 その見聞録(1)
(2018.10.27)
10月14日(日)より24日(水)まで11日間、アメリカのFP大会(NAPFA)に参加の為米国を
1年ぶりに訪問した。FP大会参加は私は今回で12回目。今回の同行者は8名。
最初訪問地はNAPFA開催地、フィラデルフィアに4泊。次に世界の経済の中心地、ニューヨークに5泊した。
1. Vanguard社
2日目 先ず初めの訪問先は、フィラデルフィアに本社がある世界有数の運用会社Vanguard社。
フィラデルフィアの中心地から40-50分離れたその敷地は芝生と木々があふれ、ところどころに池もある
広大な敷地に16もの大きな建築物が散在し、建物間は車で移動しているようだ。まるで大学のキャンパスの
よう。実際に彼らのパンフには”Campus”と書かれていた。その敷地で働く社員は計16,000名。
これだけの人が車で朝夕車で行き来するのだから出勤(退社)時は、交通渋滞だ。
Vanguard社で研修は、9時から5時まで7人の社員の方から、Vanguard社の歴史、Financial Adviser サービスの
具体的内容、Marketing 概要、直接商品販売の概要などの説明があった。
同社の預り資産額は2007年に14億㌦だったものが、2018年には51億ドルへの大躍進ぶり。
昼食を御馳走になったが、まるでホテルのビュッフェスタイルのランチ風景。オーダーでその場でもクッキングもしてくれる。
途中、話はしなかったが同社前CEOに行き交った。彼は毎日5時に出社し、社内にあるジムで健康増進をしているとか。
Vangurad社 由来の戦艦
最も私が関心を持ったのが、年齢別に4つに区分けしてリスク許容度を決めている点。
40歳まで リスク性商品 90%
41歳―65歳 50% 株式, 50% 債券
66歳-72歳 年齢と共に株式の割合を50%から30%下げ
72歳以上 株式は最大30%まで
と決めていること。勿論これ以外にリスクを判定する尺度はあるが、基本は年齢としているとのこと。
Vanguard社 広い敷地にこうした建物が16棟も
2. NAPFA 2018 Fall Philadelphia
さて3日目から5日目までは、今回目的の”NAPFA 2018 Fall Philadelphia”大会。
朝08:00から、夜18:00まで。私は今回、Keynoteスピーチ4つを含め、全部で15のレクチャーを受講した。
NAPFAとは「National Assosiation of Personal Financial Advisors」の事。会員は全部で2,400名、内約500名が参加した。
カンファレンスは例年5月には中西部、10月には東部で開催される。内容は同じ。
Internationalではないので、多分外国人は私たち一行のみ。だから目立つ。
費用の関係もあり通訳が付く訳でなく、ひたすら講師の英語に耳をそばだてる。
NAPFA看板 今回は35周年記念
講義風景
大会二日目はフェアウェルパーティー。皆さん緊張がゆるむ一時。
開催場所のホテル自慢の料理がビュッフェスタイルで出てくる。アルコールも弾む。
バンドもにぎやかに、そしてフロアーではダンスに興じる。
大会3日目は昼で終了。心底ほっとする瞬間。
夕方ニューヨークに移動する前にフィラデルフィアの歴史見学。「自由の鐘」。
自由の鐘
米国独立、奴隷制の廃止、合衆国内の国民性と自由において最も親しみのある象徴の一つである。
そして、アムトラック特急列車でニューヨークへ。
(続く)