コバヤシアセットマネージメント > K-amジャーナル > 投資は余裕資金で 日米投資動向調査
(2015/3/7)
日経新聞3月6日の「大機小機」に陰陽氏が、投資について日米の行動比較をしていました。
それによると、日本の直近の家計金融資産1654億円の53%は預貯金で、直近米国の預貯金の割合が14%。
日本では株式に9%、投資信託に5%併せて投資14%。米国は株式33%、投信13%で投資合計46%。
陰陽氏は投信の内訳を述べています。日本では海外投資が54%、国内株式18%、国内債券13%。
米国は国内株式52%、国内債券38%。更に日本は海外投資の中身がハイイールド債や海外RIETなどの商品に
なっているとの事です。
投信の内訳を見ると、米国は自国の株式に投資しているのに、日本では半分以上は海外です。
自国より他国が信用できるということか。
海外不動産を所有すると面倒な手続きに合います。やはり国内が楽と感じるでしょう。
(表を参照下さい。)
5年前を調べたら、日本の預貯金は51.9%、米国は12.6%でした。変わっていません。
2014年は日経平均は年間で7.1%伸びました。(16,291円⇒17,450円)それでも国民は投資に
自分の資金を向けようとしない。
債券も低利で利息はわずか。それより、ハイイールドで7~8%のハイリスク?
私は国民の選考を良しと考えます。国民は今のままでは投資はいやなのです。それは過去、投資に預けておいたら
大きく棄損して手痛いやけどを受けた話をイッパイ、イッパイ聞いているからです。
でも、無理にとは言ってはいけませんが、この時期に少しでも投資に関心を持つ人と、毛嫌いする人とで
10年後に大きな開きが出るような気がします。
それは日本経済の躍動を感ずるからです。バブルではない、着実なボラティリティーの少ない投資環境が
来ていると感じています。 日本の力を信じて、成長していくために、預貯金に預けてある余裕資金の一部に
働いてもらいましょう。 (了)