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(2015/6/22 A-ポートフォリオ 資料:FPジャーナル2015年5月号)
2015年のサンディエゴでのNAPFAでのFPカンファレンスで、耳慣れない用語がありました。
「ロボ・アドバイザー」。
現在ポートフォリオ理論を忠実に遂行していけば、顧客はある簡単な5つの質問に回答するだけで
想定されるリスク許容度に概ね合致し、程よく分散されたポートフォリオが提示される。
時間は約30秒。
ロボ・アドバイザーの台頭は2014年。シリコンバレーに位置するウェルス・フロント社が先駆を打ちました。
つまり、低コストで「自動投資サービス」の提供を始めたのです。
サンプル申し込みをして5つの質問に答え出てきたロボ・アドバイザーのポートフォリオはすべてETF。
米国株式 35%、海外株式(先進国) 26%、新興市場株式 22%、高配当株式(米国増配) 7%、
天然資源(コモディティー・トータル) 5%、地方債(米国非課税地方債) 5%
(注:個別銘柄は省略)
一見すると、国内株式のETFが主体のようですが、目を見張るのはその全体の加重平均経費率が
0.13%に過ぎないことです。
これをもし、投資信託で日本の証券会社に発注していたら販売手数料3~3.5%、年間手数料
(信託報酬)1.0~1.5%をとられていたでしょう。
年間1%も利率が違うとは、大変なフットワークの軽さです。
上記ポートフォリオは米国国内株式に重点を置き過ぎの様な気がしますが、しかし30秒でこうした
回答を出せるシステムに太刀打ち向かう生身のアドバイ-としては、如何に競争するか知恵をつけて
顧客獲得に向かわなくてはなりません。
注)本記事は投資に勧誘する目的ではありません。本記事の内容は、正誤の確証がとれていません。
投資はご自分の判断と責任のもとでされるようお願いします。