ギリシャの素人政権 どこかで見たような

ギリシャの素人政権 どこかで見たような

(2015/6/29)

 

6/27にギリシャのチプラス首相を纏める事の出来ない首相と書きましたが、更に迷走を加えています。

彼はロシアのプーチン大統領とも接近を図っているようです。

銀行を国民投票の翌日6日まで止め、ATMは1日60ユーロ(約8,000円)までの引き出し制限としました。

それも延々並んでです。国民はこの5年間緊縮慣れしているとは言え、年金生活者の悲鳴が聞こえて来そうです。

 

そもそもこの急進左派連合(SYRIZA)政権は、’15/1/25の選挙で緊縮プログラムの見直しを掲げて

選ばれたのですから、国民の責任も大きいとも言えます。

6/30にギリシャはIMFに15億ユーロの債務返済が控えていますが、ギリシャの債務は日本には及ばないのか?

いえ、ブルームバーグの報道によると1995年発行の20年物サムライ債第9回(残高117億円)が7/14に期限を迎えます。

その後は、16/2月に第12回残高 132億円、16/8月第15回残高 245億円、以上3本合計で494億円になります。

本年7/14期限を迎える第9回債券は債券不安後の6/22時点で、額面100円の物が76.6円になっているとの事。

円建てですから、日本の銀行を主体に影響は出てきます。

 

さて、この素人政権、どこかでみたような・・・。

「最低でも県外」とか、「トラスト ミー」といった宇宙人鳩山由紀夫民主党元首相を思い出しました。

国民には耳触りのいいことを言うだけで、実現しない、できない、結局は投げ出した政権でした。

ギリシャ国民に悪例として教えてあげたい。

 

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