コバヤシアセットマネージメント > K-amジャーナル > 新規投資キャンペーンの組織作りにFP活用を!
(’15/01/04)
昨年大納会は3年連続年初来最高値になるかと期待されましたが17,450円と、
12/8の最高値18,030円を超えることなく終わってしまいました。
特に12/25以降、市場は活気を見せることなく、ダラダラと下がることが多く、
大納会日も盛り上がりを見せないまま、終わってしまいました。
私はこの理由を次のように分析します。
1)欧米がクリスマス休暇に入り、外国頼りと言われる分野がお休みだった。
2)年末は国内単独での市場形成になったが、動かす底力がない。
3)日本市場が、明らかに欧米のヘッジファンドに依存する体質に、変わっていることを早く認識すること。
そしてこれが最も大切だが、
4)国内投資(投信・株)への国民の機運が低く、全体の14%しか扱っていない。米国は47%なのに。
(詳しくは当HP、10/31号、12/1号をご覧ください。)
株価は動くのに、投資に対して国民は動かない。なぜか? 国民は過去に痛い思い出を持っているからです。
政府はかつて貯蓄率を上げようとして、日銀に貯蓄向上キャンペーン組織を作りました。
今投資の世界では、証券会社、銀行は売る側で、決してお客の側ではありません。
お客の側に立つ、相談者が必要なのです。
それが出来る業種として、唯一ファイナンシャル・プランナーのCFP(R)、及び
1級ファイナンシャル・プランニング技能士がいます。
日本にはライフプラン、金融、税制、保険、不動産、相続・資産承継まで知識を持つ専門職で、
FPが20,000人程います。彼らが顧客の立場に立ち、「貯蓄から投資へ」への相談に乗ってくれます。
彼ら全員がすぐアドバイザーになれる訳でなく、一定の研修が必要です。その上で報告義務や、
コンプライアンス義務、アドバイスの手法等を再研修をした上で、実施に移行します。
監督官庁は金融庁か。
是非、彼らの力を活用すべき時と考えます。
以上