コバヤシアセットマネージメント > K-amジャーナル > 低金利への防衛
(2014/12/28)
12/26, 日本生命は長期金利の低下が止まらない場合、一時払い終身保険など商品の新規販売
停止に入ることを明らかにしました。
生保が主として投資対象としている超長期の利回りは、26日20年物で1.025%、30年物で1.225%と
1年8ヶ月ぶりの低さになりました。
このまま続くと予定利率を下げるか、販売を停止するかの判断でしょう。12/25の10年先物国債利率は
0.310%(過去最低)となり、「もはや日本国債に投資出来ない」(日生社長)段階とのこと。
従って、為替リスクを回避した形で外国債券や社債、インフラなど別な分野に振り分ける方針を示しました。
この傾向は他の保険会社も同じこと。安田生命も外債に振り向けるとのことです。
住宅ローンも、長期固定型の住宅ローン「フラット35」12月で1.56%と過去最低となっています。
こうしたニュースから、私たち個人しては、当面低金利は暫く続きそうな地合であること事から、対応策を
考えなくてはいけません。
(少なくとも来年年央にアメリカが、金利利上げするまでは世界が動けない。)
出来るだけリスクを少なく、でも数%のリターンという前提です。
1)多額の普通預金は、劣後債などの社債やヘッジ有の外国債券に。
2)401Kで元本確保型を多く保有している人は、GPIFを参考に運用分野を分散を。
3)2015年は円安と見込まれるので、外国商品を分散して検討を。
4)高い金利の住宅ローンを使っている人は、借り換えについて銀行に相談を。
など考えて見た方が良いでしょう。
以上
注)この記事は特定商品をお勧めするものではありません。
投資はご自分の判断でお願いします。