日本の農産物輸出 輸入の1/11 2013年農林調査

日本の農産物輸出 輸入の1/11 2013年農林調査

(2014.10.6)

 

本日(10/6)の日経新聞によると、JAとみずほは農産物輸出へ基金を創設をして、

中東へ輸出インフラを整備するとのこと。

日本の2013年の農林水産物の輸出実績全体はは5500億円。政府はこれを2030年までに全体で5兆円まで

引き上げる目標を掲げている。昨年阿部首相が中東訪問後、現地受入側と話が進んで、

現地に倉庫や野菜工場を建設するという。

 

 

先般のFPフェアーでも当面の貿易赤字解消策として、1)円安を活用した海外観光客の歓迎、

2)未開拓農産物の輸出、3)エネルギー特に原発の再稼働などのテーマが話された。

 

その中で農産物について、日本の果物の輸出No.1は何か?それはりんご。しかし、農林省資料に

よれば年間70億円に過ぎない。輸出先の大半は台湾(83.7%)に限定されている。

(一方、輸入のNo.1はフィリッピンからのバナナで400億円。)

日本のオレンジも、メロンも、ブドウも、なしも、柿もこれからの魅力的商品。

アルコール飲料も可能性が大きい。

アルコールは年間2500億円輸入され、その927億円がフランス産ワイン、次が288憶園の韓国産の焼酎。

これに対し、輸出はその1/10の251億円となっている。米国向けが23%、韓国向けが17%、台湾向けが

11%となっている。

分類まではわからないが、日本酒は伸びしろが大きいと海外に行く度に思う。又、日本の白ワインは

世界レベルの水準と聞いた。アメリカで日本ブランドのビールを飲むと、大半がカナダ産だ。

これからはもっと海外で、日本酒を飲んで頂く機会を増やさなくてはなるまい。

 

水産物輸出のトップは帆立貝で年間398億円。向け先としては米国28%、中国23%、ヴェナム17%だ。

第2位は真珠で188億円。第3位にかつお・マグロ。そして第4位にさばで向け先がエジプトが第1位の

24%となっている。なぜ日本のサバがエジプトで好まれる?次が乾燥ナマコ。中華料理に使われるので

向け先は大半香港だ。リストに出てこないが、乾燥アワビも高級食材として中華食材市場で

更に可能性を持つ。

 

日本の輸出の可能性は大きい。

資料 農林省 「農林水産物輸出入概況」2013年確定値

http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/kokusai/houkoku_gaikyou.html

 

 

 

 

 

 

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