REITに注目 ~主要都市の地価上昇

REITに注目 ~主要都市の地価上昇

(2014.10.11)

 

本当に久しぶりに日本の主要都市の地価が上がり始めた。

1992年から下がり始めた日本の地価は以来、バブルの温床として嫌われた時期もあった。

近年、人口縮小や労働人口の縮小という問題もあり、日本全体の中で総合的に上昇とはならないが、

主要都市での商業地域に加え、住宅地域も上昇してきた。例えば品川~田町間にJR新駅ができることで

新規需要も呼び込まれる。また東京日本橋地域や、八重洲・京橋地域も新規のビルラッシュが続く。

(不動産調査:国交省)

http://tochi.mlit.go.jp/kakaku/chika-look

 

更に2020年、東京オリンピック開催に向けた公共投資効果だ。みずほ総研の調査によると

公共部門が1.7兆円、民間部門が10.6兆円で合計12.3兆円。五輪を機に、舛添都知事は東京を

「世界一の都市にする。」と豪語している。箱物だけでなく、伝統を残し、安心した生活を

取り戻すということだろう。

 

そこでREITを見直す必要がある。

RIEIの一番の特徴は、一般の株式会社の配当は内部留保を差し引いた上で、利益の3-4割を配当して

いるのに対して、REITは内部留保なしの9-10割分配している点だ。流動性は株式会社も

REITも同じ。REIT会社は現在47社が上場。

それを一括して見れるのがREIT指数だ。東証REIT指数を検索すると色々な選択ができる。

投資に当たっても、基本は分散投資。ビル系、商業系、流通系、住宅系、複数系などあり

同一系統に纏めないこと。又アメリカや豪州の海外REITも、低コストETFで分散の余地あり。

 

東証REIT指数推移 2年間(2012/10-2014/10)

東証REIT指数

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