コバヤシアセットマネージメント > K-amジャーナル > 東証とNYSE 標準偏差に違い
(2014/10/25)
1) 10月まであと1週間残しています。しかし10月4週間の東証(日経225)のUP/Downは
異常とは言えないまでも、エボラとかイスラム国とか目に見えない恐怖に惑わされました。
東証は元々米国市場との相関関係が強くでます。NYの現地時間16:00の引け値が出ると、
その結果が日本のTV,ラジオ、新聞で報道され東証の売買に引き継がれます。
(11/3からサマータイムは終わります。)
10月第1週~第4週までの日経225のリターンは-938円 騰落率は-5.8%、
NYダウ*は-241ドル 騰落率は-1.4%でした。
この4週間の標準偏差を見ると、日経225が15.42%、 NYダウは2.38%と出ました。
東証の方が予想通りNYに比較して、ブレが大きく出ます。
よく言われることですが、アメリカが咳をすると日本は熱を出すのたとえです。
*NYダウデータは市場12:00の価格
2) 日本株式今後の展望
相関関係が強い米国市場のS&P500のEPS(一株当り利益)予想は、2014年前年比+7.8%、2015年同+10.4%、2016年+11.4%と予想されています。
牽引主役はGoogleとかAmazon、Apple, FacebookなどのIT関連です。
日本はこの流れを元に円安基盤が今後とも定着しそうで、輸出企業を中心に業績回復が
期待されます。
来週から9月期決算発表がありますが、上方修正が多いことが予想されています。
よって、好決算発表がある間は、緩慢な上昇が期待でき、荒れ相場はなさそうです。