コバヤシアセットマネージメント > K-amジャーナル > やはりETFのパッシブですか
(2015/5/7)
投資運用の世界で、短気と長期、アクティブとパッシブ、投資信託とETFなどいろいろ分類があります。
昨今のアベノミクスの株高でいわゆるデイトレーダーの皆さんの中に「億利人」という人がポツポツ
出ているらしいです。億円単位の利幅を稼ぐ人が出ているという意味です。
しかし、これはギャンブルの例えの如く、競馬場で一日勝ち続ける人は数万人いても
ホンの数人とか。やはりまともではありません。
さて、投資の世界は変動するもの、特にリスクとリターンは相関関係ばっちりです。
毎日変動する投資を他人に委託する制度を投資信託と言いますが、市場に立ち向かう制度を
アクティブ、市場の流れに任せる制度をパッシブと言います。この二つを比較すると、流れに
任せる方が立ち向かうより効率が良いのです。
人は市場の将来を読めきれないし、その必要もないのではないか。
それより、コストを安くしたほうがメリットが高いのではないか。
ヴァンガード社の資料によれば、海外ETFで「ヴァンガード・トータル・ワールド・ストック
ETF(通称VT)」の運用管理比率(経費率)は年0.17%とのこと。
一方、世界全体の株に投資する通常の投資信託の運用管理の平均が1.59%(モーニングスター調べ)
なので10分の1近い。
その源泉は余り手を掛けないというところにあります。
つまり、長期でパッシブ(守り)のETF,これを主軸に投資を検討することが良さそうです。