コバヤシアセットマネージメント > K-amジャーナル > 日本株式 6年ぶり高値
(2013.11.29)
日経平均株価が11月28日、今年の最高値を付けて、15,727円(前日比+277円)で終えた。
この株価は、本年これまでの最高値5月22日の15,627円を100円上回り、2007年12月以来6年ぶりの高値となった。
この株価上昇の要因としては、海外からの資金流入だ。
日経によると海外投資家の今年の買越し額は約13兆円で、これまでの最高は05年の10兆円。特に11月は流入が大きく、2兆円超。
海外が視線を寄せる日本株式は、4-9月の上場会社の業績改善が見込まれること。更にアメリカの経済も堅調さもあり、ドル高・円安が進んでいることだ。NYダウはこのところ、連日の高値を示しているし、ドイツDAXも史上最高値を見せている。
ドル/円通貨は本年年初に88.08円、3月末94.03円、6月末98.82円、9月末は98.59円、更に10月末は98.33円とボックス圏に居たが、今は102円台になり、今後は105-110円となろうとしている。
一方、これまで世界の話題を牽引してきた新興国株式はさえない。
一般論として株式は11月から翌4月くらいまで上昇する傾向があるので、株は5月に売れという格言もあるくらいだ。今後、世界に大きな不安が出ない限り、日本株もなだらかな上昇傾向を示すろとみられる。注意は中国のシャドーバンキング問題。
世界の株式騰落率(%) 昨年末比。
日本 51.3 英国 12.7
米国 22.8 インド 5.7
ドイツ 22.8 中国〈上海) ▲2.2
フランス 17.9 ロシア ▲8.0
イタリア 16.3 ブラジル ▲14.9