家計の金融資産 14年末 日銀発表

家計の金融資産 14年末 日銀発表

(2015/3/18)

 

日銀から本日、14年末の家計の金融資産についてのリポートが出ました。

 

このホームページ3月7日号で日経新聞の日米投資動向分析を取り挙げましたが、

「そのあと、どうなった?」に興味が湧きました。

先ず、昨年9月末⇒12月末の資金総額の比較。

1,654兆円 ⇒ 1,654兆円 +3.0% 40兆円増えました。1年前と比較すると、50兆円増となりました。

日銀によると、この1年間の+50兆円の内23兆円が株式等の上昇による時価上昇分でした。

日経平均株価は13年末から14年末にかけて、+7.1%上昇しました。

 

さて、日本はアメリカと比較して現預金の保有率が高いと言われています。そこで政府は「貯蓄から投資へ」と

キャンペーンを打っていますが、なかなか流れが変わりません。

14年末も現預金 890兆円 全体の52.5%。

私としては現預金が投資に向くことを願っていますが、今後のことを考えると不安説も持っています。

それは来年度から導入されるマイナンバー制です。18年度(任意といっていますが)から銀行口座にマイナンバーを付し、

全金融機関の保有資産をお役所に把握されることを警戒する人もおり、タンス預金や海外に流出させることも

ありと、予想しておかねばなりません。

 

一方、政府の借金は、1,023兆円と最大になっています。

国債の引き受け元は日銀が256兆円と全体の25.0%となっています。

以上

 

 

 

 

 

 

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