コバヤシアセットマネージメント > K-amジャーナル > 日本のDGP 3%上昇?!
(2016/10/5)
国民総生産(GDP)の計算方法が変わる。GDPの計算は国連が定める国民経済計算方式に則って算定される。
日本は来年から新基準を導入する。その結果、名目GDPが15兆円、約3%上昇する見通しだと言う。
2020年までに600兆円を目標とする安倍政権にとっては、この上ない追い風となる。
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日本の2015年の名目GDPは、499億円。2008年に国連は新しい基準として、研究開発費等をGDPに参入することとした。
額が小さいが、他にも、特許の使用料、不動産の仲介手数料、政府の戦車・艦艇の購入費などの項目も新たに参入される。
これらを含めると、15兆円超となる。15年度の年間通してのGDPでも、0.6%成長という低成長の元で、この変更は
有難い。
オーストラリアやカナダは既に新基準を導入しており、英国や米国も導入済だ。
我が国では2016年7~9月期の2次速報から導入され、名目GDP金額として約15兆円、3%以上上昇する見込みだ。
15兆円というと、世界ランキングからみると59位アンゴラ、60位ハンガリーあたりになる。(2015年ドル建てによる、
$=100円として)
この上昇は、安倍政権の2020年までに600兆円にするという目標を後ろから後押しする。
もともとこの600兆円計画、毎年3%成長を前提にしているが、計算方法の変更は1年間だけ有効。着実な成長戦略が見えているとは
言えない。アベノミクスのスパーマリオの再登場を世界は待っている。
(了)
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債券発行者の信用リスク:市場環境の変化、債券発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに 関する外部評価の
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