コバヤシアセットマネージメント > K-amジャーナル > 住宅取得資金非課税枠の増額は延期 消費増税見送りで
(2016/7/26)
政府与党は消費税10%への増税延期に対応する為に、関連法の調整に入った。
贈与関連では、「住宅取得等資金の贈与の非課税」が対象になる。「住宅取得等資金の贈与の非課税」とは、父母や祖父母など直系
尊属からの贈与により、自己の居住の用に供する住宅用の家屋の新築、取得又は増改築等の費用に充てるための資金を取得した場合に
現行最大1200万円までを、贈与税の非課税とすることのできる制度だ。
政府は、消費税を17年4月から10%に引き上げる前提で、今年の通常国会でいくつかの税制改正の法案整備を終えた。
その法案では1200万円を、16年10月~17年9月に3000万円に引き上げることになっている。
しかし、その前提が崩れたので、予定通り改正するか、時機を遅らせるかの議論をする必要が出て来た。
現行1200万円は、2年半は当面維持になりそうだ。
(了)