人口 2060年に8600万人に 特殊出生率 1.4

人口 2060年に8600万人に 特殊出生率 1.4

(2014.5.5)

 

(資料:厚生労働省 人口動態統計、 WTO)

今日は子供の日。しかしこの40年間子供の出生率が下がり続けて言ます。
このままでは50年後には日本の人口は8600万人にまで減少するだろうと言われています。どうしてこうなったのでしょうか。

1. 日本の人口と出生数の推移

日本の人口は江戸幕府が成立した1603年には1227万人。明治維新の1868年には3330万人になり、
1945年には7199万人になったそうです。そしてピークは2008年の1億2808万人。

第二次ベビーブームは1971年~1974年。それ以降子供の数は減少しています。
昨年(平成23年)の出生数は105万人でした
平成23年度の特殊出生率は1.39. 人口を維持するために必要な出生率は2.1と言われています。
平成17年には過去最低の1.26に下がったこともありました。
第1子の母の平均年齢も上昇傾向にあり、平成23年は30.1歳です。
しかし、私の思うところ、結婚していない適齢期の男女が非常に多いことがそれ以前に問題を複雑にしています。

2. 県別出生率から見えるもの

平成23年度の県別出生率を比較してみる。
下位     東京   1.06
北海道  1.25
京都   1.25
奈良   1.27
神奈川  1.27

上位     沖縄   1.86
宮崎   1.68
鹿児島  1.64
熊本   1.62
概ね地方〉大都市、西日本〉東日本という特徴がありそうです。

3. 世界出生率から見えるもの
WHOから出生率のランキングを検索すると、発展途上国・アジアアフリカ国が上位に来ます。
21013年年調査による参考になるであろう国の出生率は次の通りです。

インド       2.6
アメリカ      2.1
フランス     2.0
スウェーデン   1.9
イギリス      1.9
中国        1.6
ドイツ       1.4
日本       1.4
韓国        1.3

4. 人口対策
政府は50年後の人口を1億人を維持しようとしています。
その為の対策として3兆円を支出して、50年後には出生率を2.07にしようとしています。

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