コバヤシアセットマネージメント > K-amジャーナル > 日米 家計の金融資産比較
(2014/12/1)
先ず下の表をご覧ください。
日本 米国
株式等 150 2,462
投資信託 82 963
合計 232 3,425
家計全体の 14% 45%
(資料:日銀「資金循環表」’14/6末現在 為替は109.71円/$で計算)
日本の家計の金融資産は1,645兆円。このうち53%が預金で保有しています。
(弊信10/31付金融資産を参照して下さい。)
上記リスク性資産を日米比較をすると、アメリカは日本の15倍です。
この日米の違いはどこにあるでしょうか。
1)日本のリスク性商品に信用がないこと。持つべきは現金との意識。
2)アメリカ株は30年で10倍になった。日本は約2倍。
アメリカではリスクを許容し、投資を重視成果に期待する風土があります。
3)アメリカ物価は第二次大戦後11倍。
4)アメリカ債券 最大14%⇒2%台に。
政府は「貯蓄から投資へ」と言っても、投資をすれば資産評価が下がり続けては
現金で持っているのが一番の安全策と考えるが当然。
その元凶はデフレです。
資本主義の世界では、物価は上昇を続けて行くものである。投資は先行きを見るもので、
物価上昇率よりも上げも、下げもあり得るものです。