保有か賃借かは、賃借料を毎月払うのだから、そのお金で不動産を購入したほうがよいと考える方が多いと言う事です。財産保有をする事によって安心するという心情もありましょう。
私は自宅保有をしておりますが、こうしたご相談に対しては条件付で賃借が良いとお勧めしています。
1)保有のリスク
保有すると初めは余り掛からないメンテコストがかかってきます。特に20年以上経過後には大修理の時期になってきます。住宅の一生には、建築費と同じくらいの修繕費が掛かるといわれています。
又、保有には固定資産税や保険も掛かります。
2)家族の増減への対応力
家族は増減します。最終的に一人になり、バリアフリーになっていない2階建ての家を守る事になる事もありうると言う事です。段差のある階段やトイレ、風呂の改修には大きな金額が掛かります。
3)市場価格の影響をうける
昨今のように不動産価格が低迷している時は売ろうにも、足元を見られて値下げをして譲渡することになるでしょう。希望価格では売れないと考えておかなくてはいけません。
もし、これが賃借であったらご自分の収入に合わせて場所を選べるし、家族の増減により借り換えも出来ます。固定資産税や修繕の費用計上も不要です。
又転勤の時にも気軽に異動できます。保有していると転勤時の賃貸をどうすると言う悩みもありません。
ご自分の資産としては今のうちに金融資産を増やして下さい。
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