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92.(0903金融)投資信託を手放すべきか?

55歳専業主婦です。
老後のためにと始めた、変額保険、投資信託が今半分になってしまいました。今後の方針をご指導願います。
変額個人年金保険・特別勘定グループTS型(2019より支払い)500万円
エマージング・カレンシー債券ファンド毎月分配型100円
世界の財産3分法(不動産・債券・株式毎月分配型)400万円
どれも2007年1月のもので、手放すのを迷ううちに半分となってしまいました。このまま持ち続けるべきか、どれかを手放したほうが良いでしょうか。
(オールアバウトからの質問)

  (09/2/15)
A:
CFPの小林治行です。
確かに昨年からの市場の急激な下落によって個人資産が急激に減り、今後のことについてご心配のことと存じます。

先ず、ご購入の時に「投資信託はリスク性商品ですから、長期保有・分散投資を心がけて下さい。]と言われたはずです。
市場は良い時、悪い時が交互にやって来ます。これを長期保有(例えば10年以上)する事によってその波を消波する作用が出て来るのです。
どの銀行でも、証券会社でも説明している事ですが過去25年程度の期間、日本債券、日本株式、外国債券、外国株式を各1/4づつ保有していたとすると、7年目には黒字化するというデータがあります。時間が助けてくれるという事例です。

これは過去の事で、将来を保証するものではありませんが、資本主義の論理として「市場は長期的には成長するという法則」があります。
いつかは回復してくる物なのです。
ですから、今は不安で不安でしょうがないでしょうが、投資信託とはそうした日々の基準価格を気にしないで良い制度なのです。

しかし、近々に現金化をお考えの時は、一度に現金化をするのではなく、コストの高いものから何回かに分散して(今が最安値とは限りません。)売却するようにして下さい。その点では変額年金がコストが高いかも知れませんので、お調べ下さい。

日経平均もいずれ回復してきますし、世界市場もいずれ回復してきます。
保有をお勧めします。
逆に今は分散して購入のチャンスと見ます。

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