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90.(0901ライフ)ファイナンシャル・プランナーって何をする人?
ファイナンシャル・プランナーというと金融商品を扱う人ですか?
  (09/1/15)

A: ファイナンシャル・プランナーは経済のホームドクターです。

人生、生きていくためには三つの要素が必要です。健康と生きがいと経済です。
ファイナンシャル・プランナーの仕事の業務範囲は経済です。健康や生き甲斐という範疇は含みません。
一見何も問題が無い様に見えるバリバリ働いている大黒柱の方でも専門家からみると色々問題があるかも知れません。問題を顕在化して、処方箋を作成して、その対策案を提案をして、時間を掛けて実行し、その結果を検証、修正を加えて又実行を重ねていく。その繰り返してです。

例えば、働き盛りのご主人のケースとして、医療保険は十分でしょうか?万一の時の生命保険は遺族にとって当面十分と言えますか?学資は用意されていますか?住宅ローンの繰り上げ返済は用意されていますか?退職金は如何ほどですか?年金は幾らもらえますか?奥様は幾らもらえ生ますか?退職後のお二人でやりたいことはナンですか?その為の費用を今から準備されていますか?親御さんの介護の費用はどうしますか?相続対策はお済ですか?概算で相続財産は把握されていますか?そうした費用を貯蓄する計画が出来ていますか?・・・などなど。

こうした一つ一つを専門家の目からみて検証していきます。
特に大切なことは人生設計です。生活をエンジョイする為に働くのですから、人間夢を持っているはずです。その夢の実現の為に働いているのです。
しかし、それにはコストが必要ですので、その費用をはじきキャッシュフロー表に落とし込みます。

99歳まで赤字に陥らずにあれば安泰です。
しかし、仮に75歳で赤字になったら手を打たなくてはなりません。
その方策は何も歳出を削減すると言うよりも収入をふやすことはないかを先ず考えましょう。
更に保有する資産を活用・運用することを考えましょう。それでも不足するならば、経費の圧縮を考えることになります。

ファイナンシャル・プランナーは決して
儲けを伝授する専門家ではありません。顧客の生活の経済的側面から安定性をチェックする経済のホームドクターです。

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