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80.(0824金融)投資のの基本(2)ーリスクとリターン
投資信託も元本割れのリスクがありますが、少ないリスクで大きなリターンの得られる投資信託はないのでしょうか?
’08/6/20

A: 株式や投資信託は元本保証ではありませんので、基準価格が毎日上がったり下がったりします。

大きく上がり大きく下がる銘柄を「ブレが大きい」といい、小さく上がり小さく下がる銘柄を「ブレが小さい」と言いますが、このブレの大きさを投資の世界では「リスク」と呼んでいます。「危険」とは意味が違います。
もう一つ大切な用語に「リターン」があります。リターンには分配として受取るインカム・ゲインと、売却したら利益が出た時などに使うキャピタル・ゲインがあります。通常はこの二つを合計してリターンと言います。
ちなみに日本の株式市場で、1954年から2003年までの50年間の年間平均投資の収益率はキャピタル・ゲインは12.3%、インカム・ゲインは3.0%、合計15.3%だそうです。
                           (出典:日本証券経済研究所のJSRI総合株価指数)

リスクは将来の不確実性の大きさを表します。
リスクは、「分散」と「標準偏差」という計算によって計ることが出来ますが、飽くまで過去の結果に寄ればという条件付です。
(分散と標準偏差の計算方法はここでは省略します。)
標準偏差が少ない方がブレが少ないと言えますし、逆に言えば標準偏差が大きいほど投資リスクが大きいと言えます。

更に(リターン−無リスク資産(短期金利など)の金利)÷リスク(標準偏差)物を「シャープレシオ」と言います。このシャープレシオを比較して大きい数値ほど、少ないリスクで大きなリターンをあげたことになります。

こうしたリスクとリターンが分かる主なサイトとしては、モーニング・スターが便利です。
http://www.morningstar.co.jp/

又、エクセルを使って標準偏差の計算をする関数としては、STDEVP関数を使うと簡単にできます。
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