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67.(0812金融)日本経済の通信簿
;'07年度が終わりましたが、日本経済は苦しい展開でしたね。
;’08/3/2
新年度に入りました。「希望に満ちた」と書きたいところです。

この1年日本経済は、昨年2月の中国発の世界同時株安を約2ヶ月で乗り切った後、8月からアメリカのサブプライムローンという最近にない大波で未だに大きな痛手を受けています。
この1年でどう変ったかを見てみましょう。

08.3.31 07.3.30 騰落率
日経平均 12,525円 17,287円 -27.5%
東証1部時価総額 394.0兆円 556.5兆円 -29.2%
円通貨(対ドル) 99.35円 118.03円 +15.8%
円通貨(対ユーロ) 156.95円 157.19円 +0.2%
長期金利 1.275% 1.65% -22.7%
原油(ドバイ・1バレル) 98.1ドル 63.5ドル +54.5%
                                (資料:08年4月1日 日経新聞)

この1年で日本の株式市場は時価総額で162兆円を失いました。
対ドルで18円も上昇しました。
サブプライムローン問題の発端はアメリカです。
本国アメリカに比較してその影響は大きくないのに、日本の産業は全般的には成績を伸ばしているのに、どうして日本の落ち込みが激しいのでしょうか。

本日4月2日現在でもアメリカのNYダウはなんと+1.81%です。ご本家は傷んでいないのです。同日のヨーロッパっでも約-15%です。日本が-25%以上だと言うのに。
この差は何でしょう。

本日付の朝日の社説は、これは政治の「気」から来ていると書いていますが、将にそうとしか言えない状況です。
政治力学も大切とは思いますが、せめて足を引っ張るのだけはやめて下さい。
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