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65.(0808タックス)相続税は無くなるー世界の動向
アメリカでは2010年に相続税が廃止されると聞きましたが、世界の動向を教えて下さい。
(39歳、長野県、男性)
;08年3月に、神戸の姉妹二人が現金53億円をダンボールにいれて自宅ガレージに隠し、28億円を脱税したとして、摘発されました。
相当前から隠していたので、下のほうにあった紙幣は腐りかけていて、機械で読み取るのが困難なほどだったそうです。
相続税については3代払うと無くなるとよく言われます。
日本でも相続税を納める対象者は全体の5%程度で、100人のうち95人は対象外の人です。。
大半の人にとっては税を納める必要はありませんが、資産家にとっては対策に余念がありません。

今回は世界の中で相続税はどのような方向へ行くのかを見てみましょう。

1.なぜ相続税があるのか
@ 死んだら生前に築いた財産を社会に還元すべきであるという意見。
A 相続によって偶然に財産を取得することを抑制すべきと言う意見。

2.世界の中の相続税
世界の中で、相続税の動きを見てみると、全体的には相続税を廃止の方向に向いています。
スイス:国税としての相続税はない。
香港:2006年2月、相続税は廃止
アメリカ:2010年には廃止が決まっている

ほかに相続税が無い国は、カナダ、オーストラリア、スウェーデン、イタリア、マレーシアなど。

3.相続税を廃止する理由
@事業の承継に妨げになる。
A家庭の事情に国家の介入は最小限にするべき。
Bタックス・ヘイブンとして海外から資金を呼び込みたい。

4.相続税にかわる税
資産税として、保有税である固定資産税。
ほかに付加価値税などがあります。

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