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62.(0806不動産)30%も減ったマンション着工戸数
;住宅着工が姉歯問題の影響で落ち込んでいると聞いていますが。
;ヒューザーのマンションが姉歯建築士の偽装により耐震基準の50%程度とと大問題になったのが2005年。その対策として2007年6月に改正建築基準法が施行されました。

ところがその結果、建築確認の降りるまでの期間が従来は30日程度のものが、役所側の人不足と耐震基準の構造計算ソフトも出来ないうちにスタートした結果、90日近くかかるるようになりました。
国土交通省の調査によると、2007年全体の住宅着工数は106万戸と40年前の1967年の数に次ぐ低水準でした。

特に分譲マンションの影響は大きく、ここ7年間、20万戸を維持してきたのに16.9万戸と06年度との比較で約30%も減少してしまいました。
又、地域的には全国の半分程度を占める首都圏を見ると、前年比33%減少。うち千葉県は46%減少と大きく落ち込んでいます。

住宅は家屋そのものと同時に家電など周辺消費財の個人消費が見込めるものだけに日本のGDP落ち込みへの影響も懸念されます。

現場の事情を考慮をしない霞ヶ関の役人体質がまた出た結果です。
国土交通省はその記者会見で落ち込みの幅は縮まってきたと改善目処を強調するが、大反省してもらいたいものです。

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