56.(0731金融)資産運用をはじめて行うポイント |
Q;退職金を用いて、初めて資産運用にトライしたいと思っています。初めてでも安心して行える資産運用のポイント、注意点、初心者にふさわしい商品など教えて下さい。 |
A;
いよいよ退職となり、これまで長くご苦労様でした。
先ず、自分の将来を俯瞰する為にライフプランニングを設計し、キャッシュフロー表を作成して見ます。99歳までに金融資産が赤字になってしまうなら、資産の運用や遊休資産の活用により、収入増を図らなくてはなりません。先ず経費を削減するという設計より、収入増を先に検討してください。
その上で、これから2-3年の間に支出する予定額を確保し、残りを投資に充当できる金額を決めます。
なぜ投資をするかと言えば、現在の低金利では資産運用にならないからです。かつて7-7.5%ぐらいの定期預金がありましたが、そんな時はノーリスクのハイリターンですからリスク商品の株式や投資信託に資金を投入する必要はありませんでした。しかし現在のように定期でも0.5%の環境では生活が目減りしていくから、防衛として投資をする必要が出てくる訳です。
投資の基本は初心者もベテランも「長期保有・分散投資」です。 投資可能金額の3割程度を個人向け国債に向けて下さい。これはリターンは少ないですが、ノーリスクで定期より多目の利率が設定されています。但し10年間は固定されるので、すぐ引き出すようなら最初から手を出さない事。
次に投資信託をお勧めします。日本株式・外国株式・外国債券に各1/3程度配分をしているバランス型の投資信託が良いでしょう。 一度に全額を投入することでなく、価格が下がることもありますから、下がったら時間差を措いて追加購入して分散を図ります。 投資信託も先進国と新興国に区分して分散して下さい。
要は自分の収入増の補助的手段ですから、高いリターンを狙わない事です。
(All aboutからの質問に対する回答)
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