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アメリカのFP大会に2006年10月20日から26日まで行って来ました。場所はアメリカの中南部テネシー州、ナッシュビル。シカゴから南下して飛行機で約1時間40分。テネシー州は人口580万人、首都ナッシュビルはカントリーソングで有名です。市内に入る道路には“Welcome to Music Town”と出ていました。
今回のツァーは日興コーディアル証券が募集していたものに参加しました。私は日興コーディアル証券と契約しているある証券仲介業の証券外務員として登録しており、従って日頃の取り扱い商品も日興のものが主体となっています。
さてFPAとはFinancial Plannning Associationの略です。アメリカにはファイナンシャル・プランナー(FP)が約50万人います。そのうち上級のCertified Financial Planner(CFP)と証する資格保有者50,000人のうち、独立してFP業として登録している人、25,000人が所属する団体がFPAで、世界で最も大きなFPの大会です。
私も日本のCFPとしてここから資格を付与されています。
場所はナッシュビルの大きなリゾートホテル。数千人も一度に泊まれるホテルです。余りに大きくて3泊してもまだ館内の地図が飲み込めない程でした。
このホテルの中でのコンベンション・センターで約50のセミナーやパネル・ディスカッションが開かれ、階下の展示ブースでは約300の投資会社のブースがCFPに「わが社のファンドを顧客に勧めて下さい」と売り込んでいます。
ここでは5つのセッションに参加しました。投資のセッションや不動産活用、年金や保険のものもありますがFPの基本はライフプランニングであると日興側でセットしてくれました。通訳が訳してくれます。
今の日本ではファイナンシャル・プランナーにお金を出して相談しようとする人は非常に少ないのが実情ですが、アメリカでは公的年金制度があと10年ほどで破綻する見込みで、自分の資産は自分で守るか育てていかなければならないお家の事情があります。
さすがに20年以上のキャリアのある人のセミナーは、顧客への対応姿勢やプランニングのソフトウェアー、顧客への提案書の様式等大変参考になりました。
次にニューヨークに飛んで、独立FP事務所を2ヶ所訪問しました。アメリカのFP事務所では法的に日本と違い顧客の資産を預ることが出来るようで、顧客からの預り資産が一人平均5000万円ぐらいでした。日本では直接お金を預ることは出来ません。
最終日はニューヨーク証券取引所の中を見学しました。おなじみのNYSEと書いてある映像をよく見ますが、普段でもなかなか入れないところを日興の紹介で入ることが出来ました。最後に世界7番目の投資会社(と言っても野村より若干小さい程度)のアライアンス・キャピタル社を訪問。同社の基本方針やファンドの考え方等のプレゼンテーションを受けました。
尚、FPA大会は毎年あり、来年はシアトルだそうです。
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