177 中国不動産価格 下げ続く
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中国の新聞大紀元の報ずるところによると、今年の中国のゴールデンウィークの連休中の不動産市場が一層鮮明になってきたということです。
中国の54都市で対前年比23.6万平方メートル、47%減少したというのです。全国規模での落ち込みは初めて。
中国の中原集団研究センターによると54都市のうち、
一線都市(北京、上海など) ▲40%
二線都市(南京、重慶など) ▲65%
三・四線都市 ▲32%
合計して▲47%との事です。この比較は’12年と比較すると▲36%、’11年と比較すると▲19%となっており、’14年の前期の落ち込みがいかに大きいかを示しています。
落ち込みの原因として、政府の不動産価格の抑制策として、頭金の60%を現金にしたり、不動産売却税を上げたりしています。
しかし、不動産の販売業者は現金買付客を優先するなどして価格を下げてでも販売して、資金回収を図ろうとしています。
こうした動きをローターは専門家ギレム・タレット氏を招いて意見を聞いています。
氏によると、中国のバブルはまだ進行中であるが、今年後半にははじけるであろうと見ています。
アメリカと違うのはアメリカはサブ・プライムローンという低所得者向けの住宅ローンが主体でしたが、、中国では住宅ローンは大きな問題にならない。
中国では不動産の売買が、GDPの15%を占めると言われるくらい大きなシェアーをしめています。
もし、中国で不動産バブルが崩壊するとアメリカ以上の大きな影響が出そうです。
タレット氏は「これまで穏やかにバブルを収めた例を知らない。」と述べています。
今年後半には大嵐が来そうです。
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