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159 あまちゃんの経済効果
(2013/10/16)

928日、NHKの朝ドラ「あまちゃん」の放送が終了しました。岩手県宮古市出身の私としては郷土愛で見始めましたが、これが面白い。6ヶ月にわたり計156回放送されましたが、私は再放送やヴィデオ録画も含め400回以上は見たでしょう。視聴率は近年で過去最高の22%とか。お蔭で架空の「北三陸市」(実は久慈市)や、「袖が浜海岸」(実は小袖海岸)、三陸鉄道なども毎回のようにロケ地として映りました。

これだけの人気ドラマですから、北三陸市(久慈市)には観光客が68.8万人(前年比+34.4万人)が押し掛けました。
10月の初旬に郷里宮古に行って驚きました。三陸鉄道宮古駅から列車が着いたのでしょう、駅から出てきたその数これまで見たことのない人でした。大半が年配のおばちゃんでしたが。

最近岩手銀行系のシンクタンク、岩手経済研究所があまちゃんの経済効果を発表。その金額は33億円とのこと。

私はこの金額を聞いて、金額単位が0が一つ少ないと思いました。さっそく、発表した同研究所に電話をして根拠を尋ねたところ、産業連関表を使い計算しているとのこと。

発表によると観光客の食事、交通費、お土産などで30.6億円。食材など県内生産に21億円。他に雇用者数465人。こうした効果を掛け引きして33億円とのことです。 
どうにも納得できかねて、久慈商工会議所や久慈市商工観光課にも電話照会しましたが、観光客は確かに倍増以上は認めるものの、金額まではコメントもらえませんでした。確かに久慈市には温泉施設がある訳ではなし、世界遺産がある訳ではなし。しかしこの33億円は岩手県全体です。久慈に泊まらなっくても沿岸の何処かか、又は花巻温泉などに宿泊するでしょう。交通費を含めたら一人当たり、2万5千円程度は使うでしょう。
これに追加人数34.4万人万人を掛けると86億円とでます。
これでもまだ少なく感じますが・・・。

来年4月には北リアス線ががいよいよ復旧とか。こうなったら自分で乗車して、ウニ丼を食ってやる!と思っています。



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