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15.(0624ライフプラン)

Q;FPの仕事は資産運用ですか?

;ファイナンシャル・プランナー(FP)とは保険代理業でもなく、資産運用業でもなく、又講師業や執筆業でもありません。FPの仕事は、個々のお客様の将来の希望や夢(ライフプラン)を実現することを包括的な方法で支援する業種です。

そのためには先ず@お客様のライフプランの確認をし、A収入や支出、保有資産等の資産の把握を行い、Bこれらを分析し、その方のライフプラン実現のための目標を作成する。これを私達は『シナリオプラン』とよんでいます。
この『シナリオプラン』には、先ず特別の対策を立てないで平均余命までの金融資産を算出し、ライフプランが実現可能かどうかを検討します。もし、途中で金融資産の残額がマイナスになる場合は、金融資産や不動産の活用、また保険の見直しなど包括的な対策を立案します。特に、金融資産においては、「アセット・アロケーション」により、お客様の環境に最適と思われる方法を立案します。

この段階で、お客様のご了解を頂ければ、次にCその個々のプランの詳細を立案し、D実行に移ります。実行プランには資産運用設計、保険設計、ローン設計、不動産活用設計や相続対策などがあります。最後にEこのプランのフォローアップです。

この中で重要な点は前段の部分、つまり『シナリオプラン』の作成が不可欠です。
この手順を省き、実行プランからはじめると全体的な指針がないので、行き先を定めない旅に出るようなものです。

保険会社や金融会社のFPの方々では自社の商品の売込みが目的ですから、客観的なプランを作ることを求めることに無理があり、こうしたプランの出来るのは独立したFPしか出来ないと言えます。

実行プラン段階に入ると、その成果を少なくとも年1〜2回はチェックして、当初の目標に対して評価をして、さらに必要なら追加の対策を立てます。
こうしてFPはお客様の経済環境を見守り続けるので、FPのことを「経済のホームドクター」と言う訳です

FPは実行プランにおいて、運用に必要な資格を保持していますから、御要望があれば運用の代行や相続の準備の御提案も行います。

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