(平成25年3月31日)
北朝鮮の国民は飢餓状態にあると言われるのに、あの軍事力を保持に要する費用はどうなっているのか調べてみました。
北朝鮮は主たる経済データを発表して居ないので、インターネットの中から概要を掴むことにしました。(データ正確性は検証できていませんので、概観として読んでください。)
1. 人口 約2,400万人
2. GDP 北朝鮮はGDPを発表していません。韓国ジャーナリストやCIAの調査によると、大体2兆円
前後(ジャーナリストや政治家の発言)と言われています。日本の外務省では 国民総所得
(GNI)を韓国銀行推計を援用して260億ドルとしています。1ドル95円として計算すれば、約2.5兆円 のGNIです。
又日本の外務省の資料によれば、北朝鮮一人当たりの国民総所得(GNI)は2010年で1074ドル。
10万円ですね。これでは国民の生活の厳しさが容易に想像できます。
3. 北朝鮮のGDPを日本の県で言えばどの辺?
データは5年前と少し古いですが、47都道府県で2兆円というと、47位の鳥取県(人口58万人)が該 当します。
4. 北朝鮮の国家予算・軍事費は?
韓国のジャーナリストの推測では、年間予算3000億円〜4000億円だそうです。
軍事費は国家予算の15.8%(もっと多いのでは?)とのこと。
この金額で核とかミサイルを賄えるでしょうか。
嘗ての日本軍国主義時代から勘案しても50%以上はあると推察します。
5. 以上より何が読める?
2400万人を擁する北朝鮮は、核とかミサイル、100万人を越える軍隊を維持しています。
一方、一人当たりは10万円という最貧国レベルです。
これでは国家は長く持ちません。