2012年1月7日、8日の両日、市民後見人のフォローアップ研修が東京大学でありました。私は昨年の第3期修了生ですが、本年も300名くらいが勉強中です。合計1500名の大所帯となってきました。
今回はみっちり2日間で事例研究を8件くらい取り上げました。すべて実名、生の資料です。(個人情報を守ると言う誓約書を書きました。) 京都、富山、北海道富良野、品川のケースではご本人(被成年後見人〉と、それを支援している主として社協の方、それに行政の方が登壇して質問を受けるという方式。他に家庭裁判所の調査官や弁護士や司法書士のNPOなど多くの関係者が毎年、大きな力となって、成年後見人制度が進んでいると見えました。
驚いたことは北海道南富良野町。 人口は2,850人ですが、なんと内200件が後見制度を利用しているそうです。後見制度利用率が6%とは、多分世界一ではないでしょうか。そこまで引っ張ってきた功労者は社協の佐々木さん(35歳前後のとてもチャーミングな女性)の『本人』への思いやりと、町の福祉課の行政官H氏の協力があってのこと。さらに旭川家裁のO氏とのチームワークが良かったようです。
また品川後見センターは有名です。ここは200件くらいの受任をしているそうですが、ここの斉藤所長の熱意には脱帽です。
日本の後見制度を現場から引っ張っている人は品川の斉藤さんに、南富良野の佐々木さんと紹介されました。
後見制度は私の住んでいる練馬区〈人口70万人)は全くお粗末。。区長申し立て件数が年間数件。受任団体聞かない。
担当准教授は『そんなもんですよ。それよりここにいる皆さんが2人ずつ受任すればよい』。 なるほど、そりゃそうだ。
どなたか、後見人の説明をお聞きになりたい方はいませんか?私がご説明し、受任してしましょう。。費用は家裁がきめますから安心。
私も一人、親族(精神障害)の成年後見人になって2年たちました。監督者である家裁の調査官にも適宜報告。
でも一番大事は本人も守ろうとする気持ちと、社協のスタッフとの頻繁なコミュニケーションですね。 (小林 治行記)
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