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121(相続)先ず資産の全貌を掴む、次にキャッシュフロー分析。対策はそのあと。(1/2)
;相続対策の進め方
;先日、ファイナンシャル・プランナーの小人数の集りがあって相続をテーマに意見を交換しました。
しかし、交換にならないのです。まだ若く、事例をこなすところまで言っていないのでしょう。
お金の資格を持っているファイナンシャル・プランナーにおいて人によって知識はマチマチです。

相続は経験が大きく、自分のケースとして早く実行するようにします。自分の父に事情を話して評価を許可していただいてからでも良いでしょう。

1. 資産の全貌把握
1)銀行口座
銀行口座は人によって多くの口座があるでしょう。名寄せのしたあとの残高確認書を年2回は取り寄せます。銀行に行き、発行手続を取っておけば、費用は安く定期的に支店ごとの全預け資産を教えてくれます。

2)証券会社
ネットで資産を見ている人は多いでしょう。更に最低年1回は証券会社から紙の残高確認書が送ってきますので、その中身を把握しましょう。
更にそれは日本株式か、債券なのか、外国投資信託なのかなどアセットクラスを分類できる勉強もしていると、良いでしょう。

3)保険会社
今は全ての保険商品が個人別にIDとPWがあれば見れるはずです。又最低年1回は保険の確認書が送付されてきますから、保管しておきます。
その保険の契約者、受取人など契約期間など把握します。
一般的には家族がすくなって来ると生命保険の必要額は減ってきて、その代わりに医療保険が必要になってきます。

4)不動産
不動産の評価は土地は路線価価格、建物は固定資産税評価額。しかし、土地はいつも四角ではない。それを不整形地といって減価します。又賃貸物の場合や、賃借権とか定期借地権とかによって評価額が異なります。

5)自社株評価
法人のオーナーであると、子孫に残すべく自分の宝、自社。この株価評価は3つの内、売り上げ規模や社員数などによりより大中小と分類されて評価法が決まります。三つの方法により評価が決まります。自社株の評価は難しいので、税理士に相談するとよいでしょう。

2 キャッシュフロー表
さて上記のようにして今の資産表を作成しましたが、仮に自分の相続を10年後、妻の相続を余命表に基づき後15年としたら、これからのライフイヴェント表を作成します。
関心事は介護のことでしょう。今の内から介護費用に使える額を予測して確保しておきます。
それによって二次相続までの資金状況を俯瞰します。

この場合に自分は相続を残さないという人もいますので、それはその方の意思を尊重しましょう。

次回はそうした結果の相続対策です。

                 


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