税金の無い国に行って見たい!、という話を良く聞きますが、世の中には産油国の一部には税金がないということは有名です。
しかし、大半の国では税金があります。
税金の目的も歴史とともに変っています。
戦国時代は富国強兵に。民主国になってからは、サービスの受益者として。
さて、ご質問の日本の税金の種類ですが、答えは48種です。
税金は国税、県税、市税とありますが、国税が22種、県税と市税がそれぞれ13種です。
(内国税と市税に一つずつお休み中の物があるので、活動中の物は46種ということですね。)
国税には国に所得税のように直接納める直接税と、消費税のように間接的に納める間接税があります。直接税には所得税や法人税、相続税などがあります。
一方間接税は酒、タバコ、印紙、ガソリンにかかる揮発油税、税関でかかる関税などです。珍しいのはとん税というのがあります。豚にかかる税金かとおもったら外国の貿易船が入港したとき納めるTonnage
Taxとのこと。
次に地方税。まず県税。
なじみがあるところでは、県民税、自動車税、不動産取得税、ゴルフ税、事業税など。自動車取得税もありますね。
最後に市税。市民税、固定資産、国民健康保険税、温泉に行くと分かる入湯税など。
こうして徴収される税金はH15年の予算でみると、所得税と法人税で全体の49%。消費課税(ガソリンや酒タバコを含む)が33.5%。固定資産税は11.5%。相続税はわずかに1.8%しかない。
所得税の中で、サラリーンがやっている源泉式と自己申告をしている申告との割合は6:1の割合で源泉式が圧倒的に高い比率です。
源泉式は良し悪し言われています。良い点としては簡単であること、悪いこととしては税金に無頓着になること。
こうしてみると、自動車に関する税金が多いですね。自動車取得税、自動車税、自動車重量税、、揮発油税、軽自動車税。車がぜいたく品と見られていた訳でしょうね。
さて、最後に簡単なクイズ。
Aさんは喫茶店の経営者で年収1500万円。これに対してBさんは年収800万円のサラリーマン。ところが所得税となると、Aさんはゼロで、Bさんは約80万円。これは不公平?
答えは日本は年収に対して課税するのではなく、必要経費や人的控除を差し引いた所得に対して課税されます。Aさんが経営のために費用が1500万円掛かっていたら所得はゼロですね。
トップに戻る その他のQ&Aを読む タックスのお問い合わせはこちら