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08.(0617年金)
;確定拠出年金の動向は如何ですか?(45歳、OL, 食い倒れ嬢さん) 
;確定拠出年金(日本版401K)は日本では2001年に導入され、拠出された掛金が個人ごとに明確に区分され、掛金とその運用収益との合計額をもとに年金給付額が決定される年金制度です。つまり企業が毎月拠出する掛け金を基に、加入者が予め用意された預金など元本確保方商品や株式投資などで運用するもので、運用次第で受け取る年金額が変わる仕組みです。日経新聞2006年4月13日夕刊によりますと、この1年間でこの制度を導入する企業、加入者数とも大幅に急増していることを伝えています。

導入企業は3月末で、6,600社と前年費5割(2,300社)増加、加入者は180万人弱(1月末)と約50万人増えました。この結果、同年金向け投資信託の3月末の残高は8,000億円と前年末に比較して倍増しています。

企業としては、トヨタや日立製作所など大企業を中心に導入が進んできましたが、最近は中小企業でも導入するケースが目立ち始め、裾野が広がっています。

今後の課題は従業員向けの投資教育。カーエアコン大手のサンデンは従業員向け投資知識を高める為、5月からファイナンシャル・プランナーと提携して個別相談に応ずる制度を導入します。こうした背景には「貯蓄」から「投資」への流れが強まる中で、今後もこうした拡大傾向は続きそうです。

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