今年もアメリカFP大会に行って来ました。今回で6回目。
私が代表をしている首都圏ファイナンシャル・プランニング技能士会主催で5名の参加です。
場所はテキサス州サンアントニオ市(全米で8番目の人口都市)。
この町で有名な遺跡はアラモの砦です。この町はメキシコ共和国に属していましたが革命運動が起こり、1836年、革命団はアラモの砦に立てこもったのです。
トラヴィス大佐を司令官に188名の勇士がメキシコ軍に抵抗し、13日間で全員が戦死しました。
この運動を境として「リメンバー アラモ」の合言葉に、テキサス軍が編成されついにテキサス国が誕生。(それにしてもアメリカはリメンバーという言葉が好きですね。)
テキサスがアメリカ合衆国に参加したのはその9年後です。
市内は水害対策として整備された運河がリバーウォークとして整備され、こんな綺麗な町を見たことがありません。
FPA大会は約2,500名の参加。4年前のリーマンショックを乗り越え、緩慢ながら経済成長を続けていると印象を持ちました。
大会は4日間続きます。期間中多種なイベントあり、その主流は50〜60あるセミナーです。
投資アドヴァイス、マクロ経済、不動産、保険商品の説明、コミュニケーション論、Webマーケティング
相続(Estate Planningといいます。)、年金、税金、介護、離婚などなど。
私達は基本的にアメリカ国内の制度に関するセミナーには出席しません。アメリカの制度の基礎知識がない者に、細かい制度の論点を聞いても時間の浪費と映るのです。
そこで、FP原論のような原理原則を聞くことにしていますが、今年は例年より数は少なく、むしろ投資アドヴァイスの講座が多いように感じました。
4年前のリーマンショックから復興しての自信なのでしょうか。
それに今年は金融商品を扱う仲介業者や販売業者(ブローカー・ディーラー)にに対して「Fidiciary Standard」(受託者基準)の講座が幾つかありました。(内容は難しいのでファイナンシャル・プランナーの方は、FPジャーナル’12/10月号30ページをご覧下さい。)
私は今年は同行の女性が関心を持っていた「離婚」にも参加しました。
この分野はファイナンシャル・プランナーが主体となれず、弁護士の基、離婚後のファイナンシャル・プランニングの相談やライフプランの相談の分野はあると感じました。
FPAの全てのイヴェントが終了した翌日と翌々日には地元のファイナンシャル・プランナー事務所を訪問。こちらは生の実務を聞く最高の機会です。
あるファイナンシャル・プランナーの主流は投資顧問。テキサスならではの油井の投資に私募債を組むオルターナティブを組み合わせ、高いリターンを顧客に提供しているとのこと。
今年は4年に1度の大統領選挙。何処のチャンネルを回しても選挙番組でした。
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