IT国 物作り国を凌駕する 

(2017/5/10)

3月期決算の会社の決算発表が佳境に入って来た。

昨9日は、日本株の筆頭トヨタとITの筆頭のソフトバンクの発表があった。

トヨタ     純利益 1兆5000億円 前期比▼18% 2年連続の減収減益

ソフトバンク  純利益 1兆4263億円 前期比△3倍

日本のモノ作りの筆頭会社が伸び悩んでいる時に、世界をM&Aで闊歩するソフトバンクの孫社長が一層大きく見える。

米国のように「物作り産業』から、「頭脳産業」へと進化しつつあるのかもしれない。

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頭脳産業が好調としても、物作り産業なくして成長はあり得ない。

しかし、米国株式市場を見ると、これがかつてのアメリカかと疑ってしまう。

最新の米国株式市場の時価総額を見てみると次のようになる。(1ドル=115円として)

時価総額ランキング
銘柄コード 5月9日現在
単位:兆円
1位   アップル   AAPL   91.8
2位   グーグル   GOOG
GOOGL
  69.7
3位   マイクロソフト   MSFT   61.5
4位   アマゾン   AMZN   52.1
5位   フェイスブック   FB   40.8
         計   315.9

(115円/$として)

これらIT系の時価総額ランキングの1位から5位を新興企業が独占する。そしてこの5社は全てNASDAQ市場(新興市場)だ。

10位までの他の企業は、エクソン(石油)、ジョンソンエンドジョンソン(医療)、JPモルガン(銀行)、アリババ(中国・IT)、

ウェルズ・ファーゴ(銀行)、とメーカーは入っていない

日本の時価総額第1位はトヨタ自動車(7203)だが、同社の最新の時価総額は19.5兆円これを米国市場に置き直せば36位

インテル(INTC)程度になる。

米国市場でメーカーを探すとすれば、11位にジェネラル・エレクトリック(GE)が出てくる。同社はエネルギー、ジェットエンジン

医療用機器、金融サービス等多方面に業界で優位製品を作っている。GEの時価総額は28.8兆円

 

では世界株式市場の国別の比較ではどうか。以下は野村資本市場研究所の資料を流用させて頂く。

(時期2016年11月末、単位は兆円)

日本 東京株式市場   548.8  ジャスダック 76.9  マザーズ 34.8   計660.5

米国 NY証券取引所 2224.1   ナスダック  900.1             計3124.2

ロンドン       320.4      AIM          115.5                              計435.9

上海         501.4                           計501.4

インド       181.5                                                                 計181.5

これによると米国市場は日本の4.7倍のボリュームの大きさを持っている。

更にITという頭脳産業が世界を席巻している。物つくりはコストの安い所で作ればよい、という発想だ。

そしてこれに追いつこうとしているのが、ソフトバンクの孫社長、さらに楽天が続く。10年先はどうなるか。

(了)

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