住宅ローン返済計画立て方 (資料:FPテキスト)
(1) 自己資金は30%以上用意する。
住宅ローンの融資限度額が、物件価格の80%以内とみているからです。
返済途中でのリストラ等のよる収入の伸び悩みなどへの対応や、物件を購入後の手
数料、取得税や固定資産税の税金など、出費が嵩みます。
(2) 有利なローンから利用する。
(3) 返済額は収入の25%以下の目安に。
(4) 元金均等返済を活用する。
元利均等は毎回の返済が一定で返済計画が立て易いというメリットがあります。
一方元金均等は毎月返済額が当初は返済額が多いが、返済が進むと毎月の返済が少
なくなります。総額でも元利均等方式に比較して有利。
(5) ライフプランを基に住宅ローンを考える。
住宅以外にも出産、子供成長や独立、定年から老後とライフイベントが変ります。
特に子供の大学進学が続いた時と住宅ローン返済が重なる時期を予測して、早めの
対応を考えて置きましょう。
(6) インフレ下のローンの組み方
金利が上昇を予想する時は固定金利を選択。変動金利を選択した時は、繰上げ返済
等により対応します。
(7) 返済に困った時
@ 返済条件の変更交渉
A 民事再生法の住宅ローンの特則
定収があり、債務総額(住宅ローンを除く)が3000万円以下の個人債務者を対象
に、破産せずに生活を再建する為の支援制度として、改正民事再生法が2001
年からスタートしました。
裁判所が認めた再生計画に基づき収入から最低限の生活費を差引いた金額の2年
分以上を原則3年間で分割返済します。債務の内、この金額を上回る部分は返済
が免除されます。住宅ローンについては、70歳を上限として返済期間を10年
間まで延長することが出来ますが、免除はされません。